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有名女優の自殺報道を受けて

[2020.09.30]

 女優の竹内結子さんが、先日、自ら命を絶って亡くなられたと報道されました。

子育て中のお母さん、特に乳幼児を抱えるママさん達に、是非、もう一度、読んでもらいたいと思い、数年前にある雑誌に書いた文章を改めて載せます。

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 産後うつとは、一般的に出産から3か月以内に発症し、数ケ月~1年程度続くこともある、ココロの病気です。

 産後1週間ほど、気持ちが滅入ったり不安定になる“マタニティブルー”とは違い、放っておくと重いうつ病になることもあります。

 したがって、思い当たる症状がある方は心療内科や精神科を受診してください。

 放っておくと症状がさらにひどくなったり、治りが遅くなることがあります。周囲の方もぜひ、注意深く様子をみてあげてください。

 

産後うつの予防法

 次のようなことが産後うつ予防につながります。

  • 誰かに頼る(お互いの親、親戚、公共サービス、育児サークルなど)。
  • いつでも100パーセントの育児を目指さない、求めない(家族そろって今日一日無事に過ごせたら、それで十分)。
  • 人と会話する。話をきいてもらう(自分の育児の仕方が、そんなに大きく間違っていないことに気付けるはず)。
  • ときどき、“ママ”でいることを忘れてリフレッシュする。

 

パパ(男性)に気を付けてほしいこと

“出産”というライフイベントは、男性(パパ)にとっても大きな環境変化であり、心身の不調につながることがあります。

 その原因として、①「父親になる」ことへのとまどい、こころの準備不足、②「妻子を養わなければならない」という気負い、③「育児協力しなければ」というプレッシャーがなどがあげられます。

 母親同様、最初から理想的で完璧な父親はいません。奥さんや他の家族とも話し合いながら、あせらずに育児に取り組みましょう。

 

パパ(男性)にお願いしたいこと

①赤ちゃんばかりを主役にしない・・・

 妻への感謝やねぎらいの言葉を忘れずに。また、当たり前のことですが、励ましは逆効果。

②きちんと話を聞いてあげる・・・

 ただの愚痴であっても、できるだけの“共感”を示すことが大切。

③夫婦二人だけだった時と同じことは求めない・・・

 ホルモンなどの影響で女性は“オンナ”モードからすっかり“母親”モードになる時期があることを理解してください。

 

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